急性胃腸炎の症状 夏場でもかかるのか

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急性胃腸炎は、冬場だけに発症する症状ではありません。

 

もちろん、急性胃腸炎は夏場にも発症します。

 

事実、冬場(12月~3月)には「ウィルス性(非細菌性)胃腸炎」が多く発症し、

夏場(6月~9月)には「細菌性胃腸炎」が多く発症します。

 

 

この項では、

夏場に発症する細菌性胃腸炎に付いて触れてみたいと思います。

 

急性胃腸炎 症状 夏 夏場 夏でもかかるのか

 

高温多湿の夏場に発症する細菌性胃腸炎の中で、

特に注意しなければならない菌は「カンピロバクター」と「腸管出血性大腸菌(EHEC)」です。

 

○カンピロバクター…

カンピロバクターは、

 

鶏・牛・豚といった肉類を介して感染する急性胃腸炎です

 

(=肉類の加熱不足)。

 

そしてカンピロバクターは急性胃腸炎の中でも、

もっとも多い件数が報告されています

(=少量の菌でも感染するため)。

 

 

カンピロバクターを発症すると下痢や腹痛だけでなく、

発熱・倦怠感・頭痛・めまい・筋肉痛といったさまざまな症状を引き起こします。

 

また潜伏期間が短い(2~3日)ウィルスの中で、

カンピロバクターの潜伏期間は1~7日と非常に長いのが特徴でもあります。

 

こうしたカンピロバクターの治療薬として、

マクロライド系抗菌薬の「エリスロマイシン/クラリスロマイシン」を処方されます。

 

 

○腸管出血性大腸菌(EHEC)…

人間や家畜の腸内にある大腸菌のほとんどは無害なのですが、

 

一部の大腸菌の中には消化器官に合併症を引き起こす菌があります。

 

それを「病原大腸菌」といいます(=O157など)。

 

そして病原大腸菌の中でも特に毒力の強いベロ毒素を産生し、

 

「出血を伴う腸炎/溶血性尿毒症症候群(HUS)」を発症する菌があるのです。

 

この菌を「腸管出血性大腸菌(EHEC)」といいます。

 

腸管出血性大腸菌の潜伏期間も、2~9日と非常に長いのが特徴です。

 

また腸管出血性大腸菌の感染経路は、

 

加熱が不十分の牛肉やレバー…

 

さらに野菜などさまざまな報告事例があります。

 

腸管出血性大腸菌を発症すると、

 

軽度の下痢から激しい下痢~血便までいろいろ症状があるのですが、

 

時には脳症といった重篤な合併症を引き起こし、最悪の結果、死に至らしめる場合も…。

 

(※腸管出血性大腸菌はカンピロバクターと同じように、少量の菌でも感染します。)

 

こうした腸管出血性大腸菌の治療薬として、

ニューキノロン系抗菌薬を処方されます。

 

 

上記に明記したことからわかるように(非常に感染力が強い)、

夏場に発症する細菌性胃腸炎にも注意を促す必要があるのです。

くれぐれも肉類の加熱不足には気を付けてください。

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